Beef or Chicken

離婚してよかった!  

わがままで身勝手だった自分のこと(1)

そろそろ本気で生きていかないといけない。

あの日から3年経ったんだから。

そう。S君が亡くなってから3年経ったんだから。

S君との出会い

S君とは新卒で入社の同期。
週末には必ずと言っていいほど飲みに行っていた。
酒とタバコとカラオケが大好きな天真爛漫なヤツだった。

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そんなに大きな会社ではなく、大きく分けると3つの部署がありOJTの後それぞれ違う部署に配属が決まった。
二人とも平日はそれぞれ同じ部署の先輩たちと飲むことが多くなったがそれでも週末は時間を合わせて飲んでいた。
お互いに「早く一人前になりたい」と言う気持ちは大きく酒を飲んでも会社の愚痴など言ったことはない。


入社1年目のくせに「将来は独立して」なんて夢ばかり語ってた。

家の遠い俺は、先輩と飲んだ日は終電で帰るか会社に戻り会社の蒲団でよく寝ていた。

S君と飲むと2件目3件目と流れ最終的にS君のアパートに泊まることが多かった。

俺が会社を辞める

二人ともどんどん仕事を任せられるようになるが、当時天狗になっていた俺は

「もっと違うことができる」
「俺はこんなもんじゃない」

などと、今考えると本当に世間知らずで幼稚であったが退職願いを出して会社を辞めた。

退職願は2度出している。

1度目は「自分がどれだけ仕事できると思ってんだ!」
と怒鳴られ説得され留まった。

しかし世話になった人が1人辞め2人辞め、もっとも信頼していた専務までもが辞めていった。
噂では会社から追い出された形だと知り2度目の退職願いを出した時には俺の中に迷いはなかった。

開いてくれた送別会では人目を憚らず泣いたのを覚えている。

俺はあの会社が好きだったんだ。



うまくいかない時期が訪れる

会社を辞めた俺はすんなり別の会社に入社する。
しかし何かが違う。
ワープロで資料作りの毎日。
「俺はもっともっとバリバリ仕事したいんだ」
そう訴えても『資料作りも仕事だよ』
勿論そうだ。
これも仕事だ。


しかし俺は新しい会社に新しい仕事で焦っている。
他の人がやっているようにどんどん仕事がしたい。
若いうちにいろいろ覚えたいんだ。

もやもやした毎日を送っていた。

同僚を誘い仕事帰りには酒ばかり飲んでる毎日だったが酒の席も何かが違う。
飲むと愚痴を言うようになっていった。

前職のことがいつも頭にあった。
しかし今の自分が恥ずかしくてS君には「ちゃんとやってるよ」と強がっていた。
半年過ぎて1年近く経っても資料作りの仕事は続いていた。

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再び転職 そして転職の繰り返し

こんな時に最初の会社で良くしてくれた専務が独立して会社を立ち上げたことを聞く。
俺に「一緒にやらないか」と声がかかった。

迷うことなく俺は専務の新しい会社にお世話になることにした。

また前職と同じ仕事ができるのが嬉しかった。
夜遅くまで働いたし休日も返上で仕事をしたことも多かった。

顧客と揉めて口論になることもあった。
それを報告すると社長(前の会社の専務)は「そんなのいいんだよ」
…ありがたかった。




それなのに俺は結婚を機にこの会社を辞め、実家の田舎へ行く道を選んだ。

S君が結婚して1年。
俺は焦っていたのだと思う。

「俺も結婚しなきゃ」と。

付き合って半年で簡単に結婚を決めてしまった。

相手を良く知るよりも結婚という儀式のほうが大切だった。

田舎に戻っても就職先が簡単に見つかるかどうかわからないことも考えていなかった。




★新卒で入社した会社に大した不満もないのに辞めてしまい

★良くしてくれた恩人も簡単に裏切り

★簡単に結婚を決めて実家の田舎へ引っ越してしまいました。

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